テクニカル分析にはチャートが用いられますが、いろいろな種類が使われています。通常は数種類を併用して使います。
○とめ足
一番単純です。普通の描き方は終値のみを線で繋いでいく折れ線グラフです。 簡略化されたチャートなどではこのチャートが多用されているので目にする機会が最も多いです。
○ほし足
ほし足(ほしあし)は、一番単純で普通の描き方は終値のみを線で繋いでいく折れ線グラフであるとめ足に星状の印を付けたもの。
○棒足
一日、一週間、一ヶ月などの一定期間の高値と安値との間を棒線で繋いで描いたものです。 止め足・星足の進化系とも言えるもので、 相場の上下の方向だけでなく、値動きの振れ幅の大きさも判別できます。 この振れ幅が大きい時は相場が活況である事を示し、 小さい時は市場参加者が手を引いて不況である事を意味します。 高値・安値が同値の場合は触れ幅が無いので、・で表記します。
○いかり足
終値の表記に錨(↑・↓)のマークが使用されているもの。 棒足の進化系。 江戸時代には錨足が主流だったとようである。 始値より終値が高い場合が↑、安い場合が↓と表記し、 棒足よりは騰落方向が明確になる利点がある。
○ローソク足
ローソク一つあたりの期間が一日の場合は日足(ひあし)、一週間の場合は週足(しゅうあし)、一月の場合は月足(つきあし)、 一年の場合は年足(ねんあし)と呼びます。
ローソク足は一般に移動平均線と一緒に描かれることが多い。またローソク足の下に出来高を表示することが多い。
○移動平均線
それ自体は統計分析などで広く使われていたものですが、 アメリカのJ・E・ グランビルによって相場分析に利用できるとして広く活用されるようになったものです。 移動平均線は、 過去の一定期間の為替の平均値から求める。5日移動平均線であれば、過去5日間の終値の平均値となる。 テクニカル分析の指標としてもっとも基本的なものであり、多くの投資家によって用いられています。
○一目均衡表
都新聞(現在の東京新聞)兜町担当記者であった一目山人(いちもくさんじん)こと細田悟一によって、 1936年に考案されたテクニカル指標です。
一目均衡表は基準線、転換線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンから構成される。 2本の先行スパンに囲まれた部分は雲と呼ばれる。 時間を重視し相場は買い方と売り方の均衡が崩れた方向に動くとの考えに基づき作られたものです。
○MACD
英語では、 Moving Average Convergence Divergence Trading Method で、頭文字の、
MACDで呼ばれるのが一般的である。
日本語では、移動平均収束拡散法。
製作者はジェラルド・アペル(Gerald Appel)。
投資判断は、MACDがMACDシグナルを上抜いたら買い、下抜いたらを売りとなります。
○RSI
英語では、 Relative Strength Index で、頭文字のRSIで呼ばれるのが一般的です。
日本語では、相対力指数。
製作者はJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア(J. Welles Wilder, Jr.)
30以下では売られすぎ70以上では買われすぎの水準として逆張りの目安として使われます。
○ウィリアムズ%R
W%Rまたはウィリアムズ%Rと呼ばれる。
製作者はラリー・ウィリアムズ(Larry Williams)
判断方法はRSIと同じです。
○ボリンジャーバンド
一般的にボリンジャーバンドと呼ばれています。
製作者はジョン・A・ボリンジャー(John A. Bollinger)
○ストキャスティクス
ストキャスティクス(英語:Stochastic oscillator)は、米国のチャート分析家ジョージ・レーン(George
Lane)によって考案されたテクニカル指標です。オシレーター(値幅分析)系指標の一種。 逆張りの投資手法において、
よく用いられる指標です。
○サイコロジカルライン
過去12日間のうちで上昇した日数の比率から、 市場での、買われすぎ、売られすぎの状態を見る指標として用いられます。 Psychological(「心理的な」)という名前の通り、 投資家心理を数値化した指標です。
主に逆張りの指標として用いられます。
サイコロジカルラインの考え方に上昇幅、下落幅を組み入れた手法がRSIです。
○騰落レシオ
市場の値下がり銘柄数に対する値上がり銘柄数の比率から、 市場での、買われすぎ、売られすぎ等の状態や、市場参加者の過熱感(強気、 弱気)を見る指標として用いられる。
騰落レシオはある一定の範囲内で動くことが多く、
強気がピークとなったタイミングで売り
弱気がピークとなったタイミングで買い
の様に利用します。
○パラボリック
パラボリックは、放物線という意味で、相場の反転を認識した時に出るSAR
(ストップ・アンド・リバース)が売買シグナルとなります。
考え方は単純です。
ローソク足がSARを越えたら「買い」、下回ったら「売り」と考え反転するまでポジションを維持します。パラボリックの通り売買すると、
常に売りか買いのどちらかにポジションを持っていることになります。パラボリックは、大きなトレンドを形成している相場には有効です。
しかし、ボックス圏で推移している場合は、売買のサインが遅れてしまい、あまり役に立たなくなってしまいます。
他のオシレーター系のチャートと組み合わせて使うことをおすすめします。
